SDGsで話題になるフードロスの問題
まだ食べれるにもかかわらず、食品が大量に廃棄されてしまう…。
それが、フードロスです。
人類の長い歴史では、食料が不足し空腹に苦しむ時代もありました。
生命を支えるためにもっとも重要な食品が、フードロスという形で粗末に扱われてしまうのは、人間としてとても悲しいことです。
しかし現在、情報通信技術を使って、このフードロスを削減する仕組みが話題になっています。
参考文献
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アプリ「捨てるにはもったいないTGTG」
環境先進国として有名なヨーロッパ。
そのヨーロッパのデンマークの企業TGTGが開発した、食品ロスを減らすアプリが注目を集めています。
(TGTGとは「トゥー・グッド・トゥー・ゴー」の頭文字です。
TGTGの日本語の意味は「もったいない」という意味です。
TGTGの社名がアプリになっています。)
消費者と、スーパーやレストランなどフードロスを出す業者を仲介することが、アプリTGTGの役割です。
TGTGを通じて、その日廃棄される予定の食品の詰め合わせを、「ハッピーバック」という形で購入することができます。
TGTGは、発祥のデンマークで230万件ダウンロードされています。
TGTG設立以来900万食の廃棄処分を削減し、24万トンの二酸化炭素削減にもつながっています。
廃棄商品の詰め合わせ「ハッピーバック」が売り切れると、アプリTGTGの通知には、
「残念ながらハッピーバックは売り切れました。しかし、当店から廃棄処分がなくなったことは喜ばしいことです」
というメッセージが通知されるそうです。
日本のフードロス削減アプリ
日本にもフードロス削減アプリがあります。
トクポチといいます。
賞味期限が切れたため、消費期限がまだにもかかわらず捨てられてしまう食品が多くあります。
トクポチでは、「賞味期限がきれた、消費期限がまだある食品」が超低価格で販売されています。
※賞味期限が切れた食品を販売することはできるそうです。
トクポチの会員費は
・スタンダード月額130円
・割引率の大きいプレミアム330円
です。
商品の割引率が40%~100%で購入できることを思うと、トクポチの会員費は非常にお得な価格です。
この価格は、利益よりもフードロスを削減したいというトクポチ運営会社の思いから、トクポチの低価格が成立しているとのことです。
ごみ拾いをしていると、まだ食べれる食品が捨てられていることが多々あります。
ぼくのフードロスの削減は…
食べます!
(まだ食品が密封されていて、食べられそうならば…)
今日もぼくは、収獲にごみ拾いに出かけるのでした。

「SDGsフードロス問題の解決」とごみ拾いボランティア
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