リサイクル率80%を達成する町・徳島県上勝町…
ごみ拾いを続けていると気になる、ごみの廃棄問題…。
串本町でも、ごみの収集日にはごみカゴがいっぱいになり、焼却炉では、燃えないゴミのカスが大量にでています。

串本町役場広報より
ごみの不適切な廃棄は、串本町の財政問題、環境問題にもつながっています。
そんな中、ぼくが気になっているのが、リサイクルの聖地・徳島県上勝町です。
参考文献
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ゼロ・ウエイスト宣言
上勝町は、2003年に日本の自治体で初の「ゼロ・ウエイスト宣言」を発表しました。
ゼロ・ウエイスト宣言とは、ごもの処理に関する取り組みです。
人口1500人の上勝町では、住民全員がごみを回収所に持ち込み分別しています。
分別の項目は、13品目45種類です。
参考:上勝町ごみの分別より

上勝町・ごみの分別
http://www.kamikatsu.jp/docs/2017040700010/file_contents/R2betsugideobook.pdf
ゼロ・ウエイスト宣言の結果、2017年には紙や金属の有価売却により213万円の利益。
現在では上勝町は80%のリサイクル率を達成しています。
(日本の平均リサイクル率は約20%)
分別すればお金になる
上勝町では、収集所でごみを持ち込むことで、「ちりともポイント」をもらうことができます。
ちりつももポイントは、上勝町内で商品と交換することができます。
参考
ごみの分別の徹底は、焼却費の削減にもつながっています。
ゼロ・ウエイスト宣言で、償却費は60%削減されたそうです。
さらに、上勝町のゼロ・ウエイスト宣言の視察で観光客の増加や、魅力的な町の取り組みが移住者の増加にもつながっているそうです。
串本町の広報を確認すると、収入の約80%が地方交付税などの依存財源…

串本町広報令和3年度1月号より・収支
一様、収支は黒字であるものの、ほとんどを地方に頼っています。
日本全体の少子化や、串本ではスペースポート紀伊の負債もあるので、無駄な支出は減らしたいものです。

ポイ捨て
ポイ捨ても環境的にも、財政的にもおおきな負担…
(海岸の清掃費の予算は30億円といわれています。)
参考

どげんかせんといかん…(薩摩弁)
と思いながら、今日もごみを拾うのでした…。

「リサイクル率80%の町・徳島県上勝町」とごみ拾いボランティア
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