「地球のためになにかをしたい」
そんな自らの意思を持って集まった人たちの力になりたい。
お昼、仕事を一休みして、我が家でぼくはご飯を食べていました。
突然入った、八坂工芸社長からのライン電話…
8月26日にはなした社長の継美隊への熱い思いです。
全国で活躍する継美隊
ぼくは和歌山の最南端「串本」という町で、継美隊員としてごみ拾いをしています。
継美隊は環境美化プロジェクトです。
近年問題になっている海洋プラスチックなどをみて、「なんとかしたい!」と埼玉県の製糸印刷メーカー「八坂工芸」の社長さんが企画しました。
継美隊へのお誘いをいただいたのは5月のことです。
ぼくが生まれ故郷の串本に帰郷しておよそ1年たったころ。
毎日ごみ拾いをした写真をツイッターに投稿していたら、八坂工芸さんからDMで声がかかりました。
「うちの継美隊Tシャツを着て、一緒にごみ拾いをしませんか?」
継美隊の胸には日本全国の海域コードが刻まれており、全国に仲間がいます。
神奈川県の湘南海岸で、毎日、拾っても、拾っても終わらない海洋ゴミをかたずけつづけるWARUNORIさん。
ごみ拾いなどのボランティア活動で日本全国を飛び回りながら、あつめたマイクロプラスチックでアクセサリーをつくり新たなビジネスにつなげようとしている岩井さん。

「当たり前のようにごみ拾いができる子どもたちが増えれば、地球はキレイになるだろうな」
長野県で継美隊として活躍する寺島めぐみさんは、母親としての「ごみ拾い」への思いをはなしてくれました。
社長の思いは継美隊を応援したい!
製糸印刷メーカーの八坂工芸は、環境問題の改善に取り組んできました。
近年問題になっている衣類の大量廃棄の改善や、利益の一部をNPOなどの環境団体へ寄付することが八坂工芸の環境問題への取り組みです。
しかし、寄付だけでなく、「自らの意思で地球を守りたいとあつまった継美隊という仲間の力になりたいんだ」というのが強い思いでした。
ごみ拾いという活動は地味な行動と思われがちです。
「ごみ拾いは、誰にでもできるから価値がない」とか「ごみ拾いは、お金にもならなくて、意味なんかない」と言われ傷ついてしまう方もたくさんいます。
それでも継美隊のTシャツを着た仲間が、全国でごみ拾いをしていれば、心のつながりを感じられるんじゃないだろうか?
継美隊というつながりを通して、地域の活性化に繋げられないだろうか?
継美隊を通して、ごみ拾いが「意味のあるもの」、「価値のあるもの」、「仲間とのつながり」にしたいんだと社長は言っていました。
人だからできること
技術の革新ばかりに目が向いがちですが、「人だからできること」も大切にしなければなりません。
近年、環境に配慮したESG投資が話題になっています。
しかし、AIや太陽光発電など、最先端技術を駆使したところに大手の投資家のお金はむかいがちです。
参考

しかし、「人だからできること」も大切にしなければなりません。
現代の技術では、山・川・海・まちのごみだけを拾っていくロボットは技術的にも経済的にも作ることは不可能でしょう。
ロボットやAI自体、実行するための道具であり、人の思いがなければ役に立つことはありません。
現代SDGsで問題になっている「地球温暖化」「フェアトレード」「持続可能社会」も人々が考え方をかえることが一番の解決法です。
人間の体でできること、人間に考えるモラルがあるからできることも、大切にしなければなりません。
(もちろん、ボランティア活動にもお金を流し、社会的、経済的価値を認めるべきだとぼくは思います。)
現在、地球の存続をかけたSDGs(持続可能な開発目標)は人類の大きな課題になっています。
地球温暖化対策のEV(電気自動車)や太陽光発電には巨額の資金がながれており、SDGsはビジネスの大きなテーマです。
参考

埼玉県の小さな町工場・八坂工芸はこの大きな地球の存続をかけた課題に立ち向かっています。
そして、元プロニートのぼくも、ド田舎・串本でビジネスの最先端に関わっています( ・ิω・ิ)ドヤ

1時間の熱いライン電話…
社長とぼくは継美隊について熱く語りました。
ぼくのお昼ごはんは冷たくなっていましたが…。
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