串本最大のグルメ、串本のサツマイモ「なんたん蜜姫」…

なんたん蜜姫の焼き芋
串本で代々受け継がれてきたサツマイモ「なんたん蜜姫」のおいしさには、秘密があります。
うまさの秘密①~涙の別れ~
冬の寒さも終わりに近づき、あたたかくなりはじめた3月ごろ。
サツマイモの植え付けが始まります。

なんたん蜜姫の種イモ
サツマイモは冬の寒さで糖度がたかまり、甘くなります。
糖度の高まったなんたん蜜姫の焼き芋はまるでとろっとろのプリンのよう…

なんたん蜜姫の焼き芋
植え付け前のなんたん蜜姫は最高においしい状態です。
しかし、来年も収獲するためには、このおいしいなんたん蜜姫を種芋にし、苗床を作らなければなりません…

土に埋めたなんたん蜜姫

種芋を埋め保温した苗床
まだ朝夕はさむい2月の終わり…
寒くないようにかけた土と保温用のビニールのトンネルは、旅立つ我が子?へのせめてもの情け…
(寒いですが、苗を出すタイミングがあるので、保温して早めに植えています。)
別れと空腹をこらえ、串本のサツマイモ「なんたん蜜姫」は、2月の終わりから3月の始めにかけて植え付けがはじまります。
10月のなんたん蜜姫を収穫するとき、この別れの涙がなんたん蜜姫のうまさに変わります。
うまさの秘密②~串本潮岬区の土壌~
同じなんたん蜜姫を植えるにしても、もっともなんたん蜜姫がおいしくなるのが、串本潮岬区の土壌です。
ぼくの90歳になるなんたん蜜姫を育て続けてきた祖母から聞いた話です。
👵「潮岬の土で作ったサイパン(なんたん蜜姫のもともとの名前)はな、潮岬の火山灰の土でつくるからうまいんやぁ…」
物忘れがひどくなってきていた祖母は、サツマイモを見るたびにこの言葉ばかり言っていました…😅
ぼくは、
「串本に火山なんかあったの?おばあちゃんボケてるんじゃ…?」
と思っていました。
しかし、串本潮岬の交流の場「串本潮岬公民館かんりん図書館」に行くと、潮岬区に長年住んでいる女性が、ぼくの祖母と同じことを言っていました。
なんたん蜜姫のうまさの秘密は、「串本町潮岬の火山灰の土壌」!
(うちの祖母はボケてなかった!)
なんたん蜜姫のうまさの秘密③
サツマイモは、人と寄り添いながら子孫を残してきた野菜です。
サツマイモは冬の寒さに弱い植物です。
寒さで腐らないように、人は保温しサツマイモの管理をします。
天保の大飢饉や第二次世界大戦…
人類の危機には、サツマイモは人々の命を救ってきました。
串本のサツマイモには、植松弥助がなんたん蜜姫の原種「サイパン」を伝えたとか、サイパン島がなんたん蜜姫「サイパン」の由来だとか…(ぼくの推測)
参考

サツマイモを好きな人は多いですが、サツマイモのおいしさはサツマイモが人々と寄り添って生きてきたからなのかもしれません。
串本のおいしいサツマイモ「なんたん蜜姫」
これから先もこのおいしいサツマイモが未来に残るように…
(ぼくが死ぬ前にもなんたん蜜姫が食べれるように…)
そう願いながら、今日もごみを拾うのでした。

グルメ「串本に受け継がれてきた伝説のサツマイモの秘密」とごみ拾い
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