串本のグルメといえば、海、山、川でとれる新鮮な魚や野菜です。
しかし、それだけではありません。
串本という過疎化し人口が減り続ける町で生き残ってきた職人の技術も、串本のグルメにはなくてはならないものです。
その技術の結晶が、丁寧な仕事で、季節を表現するのが串本の銘菓店「潮ざき」さんの和菓子です。
丁寧に作られたあんこと、計算された造形が「潮ざき」さんの和菓子の、美味しさの秘密です。
かりんとう饅頭のあんこには、沖縄県波照間島(はてるまじま)の黒砂糖、北海道産の小豆を使用し、原料にこだわり丁寧に作られています。
さらに卵を使わない「かりんとう饅頭」は、絶妙な皮のかたさで、一つ食べるととまらなくなる味です。
串本町串本内には「潮ざき」さんと「儀平」さん、2件の和菓子店があります。
両店でかりんとう饅頭をあつかっています。
「潮ざき」さんと「儀平」さん、両店の「かりんとう饅頭」を、串本の3人の兄弟にたべさせたところ…
「潮ざき」さんの勝利!!
「儀平」さんにもたくさんのおいしいお菓子がありますが、かりんとう饅頭にいたっては「潮ざき」さんに軍配があがりました。
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季節が移り変わり、秋も深まってきました。
季節の移り変わりとともに、出る品が変わっていくのも和菓子の魅力です。
「潮ざき」さんでも、秋の食材を使用した色とりどりの秋の和菓子が並ぶようになりました。
今回は、秋を彩る「潮ざき」さんの和菓子をご紹介します。
南端ぽてと
「南端ぽてと」は、串本のサツマイモ「なんたん蜜姫」のペーストをつかったパイです。
「なんたん蜜姫」は、国の支援事業に選ばれた、今話題のサツマイモです。
引用
なんたん蜜姫は果肉が赤みを帯びた鮮やかな黄色でねっとりとした食感を持ち、濃厚な甘みがあるのが特徴。
引用元:紀伊民報

サツマイモには、「ねっとりしっとり系」と「ほくほく系」のサツマイモがあります。
「なんたん蜜姫」は「ねっとりしっとり系」の実のやさしいサツマイモです。
その「なんたん蜜姫」を丁寧にうらごしし、バターがかおるパイ生地でつつんだのが「南端ぽてと」です。
「潮ざき」さんは、和菓子屋さんですが、洋菓子でもおいしい和菓子屋さんです。
マスカット大福
マスカット大福は、なかにまるまると大きなマスカットが一粒はいった大福です。
最近のマスカットは、皮がやさしく、かわつきのままでも美味しく食べることができます。
その、さっぱりしてみずみずしいマスカットを、甘い白あんと求肥(きゅうひ)がつつみこみます。
大福をほおばると、あんの甘味とマスカットのフルーティーなみずみずしさが、口いっぱいに広がります。
(残念ながら、今年のマスカット大福の生産は終了してしまいました。
マスカットの収穫の関係のようです。
来年のマスカット大福をおまちください!)
栗きんとん
来店する人が、まだかまだかと心待ちにする「潮ざき」さんの栗きんとんが、10月になり販売開始になりました。
秋の味覚の代表といえば、やはり栗です。
その栗のペーストと細かくなった栗の絶妙な配合の「潮ざき」さんの栗きんとん。
シンプルな調理法ですが、このシンプルな調理で素材の味をひきだすのが、職人の技術です。
「潮ざき」さんの栗きんとんは、串本町のひとが心待ちにする味。
「潮ざき」さんの職人の技術は串本の町の人と、串本の町に住むこのぼく!が証明済みです!
秋になり、秋のフルーツをつかったおいしい和菓子が「潮ざき」さんの店頭にならびます。
たんたん蜜姫は、サツマイモのため日持ちするので、「南端ぽてと」は1年中、味わうことができます。
しかし、マスカットや栗は季節限定商品!
見かけたら買いです!
春夏秋冬、和菓子屋さんは、季節を通して違った和菓子を楽しめるのが魅力的です。
串本を訪れた際は、ぜひなんどでも「潮ざき」さんに足を運んでみてください!
和菓子・潮ざき
営業時間
平日:午前8時~午後6時まで
日曜:午前8時~午後5時まで
定休日:火曜日
場所:串本町駅前すぐ
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