和歌山県串本町の隣町「古座川町」
清流と青々とした緑にかこまれた大自然豊かな古座川町には、奇石にまつわるこんな伝説が残っています。
岩好きの悪魔と岩の守り神
その昔、古座川町には、悪魔が住んでいました。
この悪魔の大好物は、古座川町につらなる岩。
悪魔はガリガリボリボリと古座川の岩をおいしそうに食べるのでした。
悪魔が食い荒らしたといわれる虫食い岩(参考ページ)
悪魔は岩を見つけては食べつくしていきます。
そうこうしているうちに、川下の岩は悪魔に食べつくされなくなってしまいました。
悪魔は新しい岩を探し、川上へ、川上へとのぼっていきます。
そこで見つけたのは、そびえたつ大きな一枚岩。

古座川町・一枚岩
大きな岩を見つけ、鬼は大喜びし、岩にかぶりつきます。
そのとき、一枚岩の岩肌に大きな犬の影がうつり
ワン!
という犬の一声。
犬が大の苦手だった悪魔は、慌てふためき逃げ去ったのでした。
「岩を食い荒らす悪魔と、一枚岩の守り神の犬の伝説」が、和歌山県古座川町の民話として伝わっています。
一枚岩のほとりの道の駅「モノリス」
川のほとりで一枚岩の絶景を楽しむことができるのが、道の駅「モノリス」です。

古座川町・モノリス
モノリスで楽しむことができるのは、古座川町の大自然で育った鹿やイノシシなどのジビエ料理です。
本日は鹿肉のステーキカレーをいただきました。

鹿肉ステーキカレー

鹿肉ステーキカレー
昔、鹿肉などのジビエといえば、臭くてかたいので、食べられないといわれていました。
しかし、近年のジビエブームで、ジビエの加工技術は上がり、おいしく食べれるようになりました。
この鹿肉ステーキカレーの上にたくさんのっている鹿肉もとっても柔らか(๑╹ڡ╹)
鹿肉の柔らかさの秘密は、低温でゆっくりとお肉を焼くことだそうです。
(モノリスの職員の皆さんが、手塩にかけて丁寧に料理をしています!)
鹿肉カレーのほかにも、モノリスの職員さんが工夫を凝らした様々なメニューが。

モノリス職員さんこだわりメニュー
過疎化がすすむ串本周辺の地方…
モノリスでは若くて元気のある職員さんが働いています!
お土産には、モノリス内で買えるゆずの加工品もおすすめです。
この日はゆずのシフォンケーキを買いました。
良い香りのゆずのジャムが練り込まれた、しっとりしたシフォンケーキです!

ゆずのシフォンケーキ
実はモノリスの職員の皆さんも、古座川町で働く職員さん一同で毎週水曜日ごみ拾いをしています。
以前、モノリスさんのごみ拾いにぼくも参加させてもらったことがあります。
参考
串本町と古座川町、平成の大合併では合併をお断りされてしまいましたが、大自然を大切にしたいという思いは同じのようです。
古座川町と串本町のつながりで言えば、古座川町の一枚岩と串本町の橋杭岩の岩は同じ性質だそうです。

串本町橋杭岩
橋杭岩など和歌山の自然物には地質的な共通性や、大自然にまつわる民話・伝説が残っています。

大自然の美しさや、太古から伝わる民話で語り継がれる思いを大事にしようと、有志はごみ拾いをしています。
今朝、ぼくは串本の橋杭岩の周辺をごみ拾い。

「和歌山県串本町の隣町・古座川町の民話」とごみ拾いボランティア
今朝もごみ拾いを頑張ったごみ拾い。
ごみ拾いでおなかをすかせたぼくは、古座川町の山の幸を、一枚岩をかじろうとした悪魔のごとく堪能するのでした(๑╹ڡ╹)
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