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さむい、おもい、こわい…

さむい、おもい、こわい… ごみ拾い
さむい、おもい、こわい…




 

さむい、おもい、こわい…

 

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冬の寒波の中、船で漁にでて、重たい網を運び、ゆれる船の上で投げ出されるような怖い思いをして漁をする漁師さん…

 

ぼくにも親戚に漁師さんがいます。

 

ある日、知り合いの漁師さんが足に包帯を巻いて、足を引きずりながらあるいていました。

「その包帯を巻いた足はどうしたんですか?」

と尋ねると、

「足に船内の鋭利な工具が足を貫通した」

のだと…

 

昨日の晩まで、貫通した足から体液が流れる中、病院で点滴を打っていたそうです。

 

和歌山県の串本町は、海洋資源に恩恵を受ける港町です。

漁師さんが取ってくる魚介類には、大きな恩恵を受けています。

 

しかし、ぼくが毎日ごみ拾いをしているとよく見かけるのが、漁業用の緩衝材に使われる発泡スチロールのフロートや、漁業用の網です。

 

漁業用のフロートは、発泡スチロールが細かく砕け、港のわきに浮いたり、海岸の岩場を真っ白に染めています。

漁業用の網は、海底でちぎれた網を巻き込み、そして生物を巻き込み、網が絡まって巨大化したゴーストネットとなって、生物の命を奪いながら進みます。

 

和歌山には、サンマの漁法にサシアミという漁法があります。

網の穴に刺さったサンマを収穫する漁法です。

網の面でサンマがこすれないため、サンマの肌が痛まず、鮮度のよいサンマを収穫することができます。

 

カツオの収穫法に、ケンケン漁法という漁法があります。

ケンケン漁法の原型は、ハワイから伝わったギジエの一本釣りです。

これも、一匹一匹丁寧にカツオを収穫するために、カツオの鮮度を維持した状態で収獲、市場に出荷することができます。

 

日本人というのは、古来より、生物の命を奪うことに尊厳をもってきました。

 

和歌山県といえばクジラの町、太地町が有名です。

ぼくが住んでいる串本町から1時間ほどの町です。

 

捕鯨については国際的に問題視されることがあります。

クジラの命を奪うことは残虐だという国際的な意見です。

 

しかし、クジラの命をいただき、生命の糧にして生きることは、日本人の食文化です。

クジラが増えすぎて、漁場を荒らしてしまうことがあるので、必要な時には、クジラの量を制限することも、人間が食生活を維持していくには必要なことです。

 

それに、太地町の人たちは、けしてクジラの命を粗末に扱ったりはしません。

「クジラをとれば、一つの町が潤う」という言葉があります。

それは、クジラの肉も血も脂も骨も使い、すべて余すことなく食や生活の糧にしたからです。

太地の漁師は、クジラの命を余すことなく大切にしてきました。

 

また、太地町には、クジラの霊をまつる慰霊碑も建てられています。

 

日本人は、自らの命をつないでくれる生物に対して尊厳をもってきました。

参考

和歌山県庁、ようこそ知事室 「くじらと共に -捕鯨の町を訪ねて-」 https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20210415.html

 

 

串本町も、昔はクジラ漁で栄えた町です。

それを思うと、海から流れ着く漁業用フロート、アナゴりょうの仕掛けのプラスチック、漁業網、エンジンのグリスなどを見ていると、悲しくなります。

 

 

とはいっても、漁業の仕組みを急に変えることはできません。

明日から、砕けやすい漁業用フロートをやめて別の材質のものにしろと言ったり、漁業網を使うなというのは不可能でしょう。

 

それでも少しずつでも、漁業が地球環境に与える影響が変わればいいなと思い、漁師が海洋ごみを回収するという福岡県のSea-Sonsという団体のクラウドファンディングを知り、少しですが寄付をしました。

余談ですが、寄付をすると額に応じて、フグや陶器の返礼品をもらえます。

 

Sea-SonS

玄界灘の海の幸をお返しに〜漁師が海を綺麗にする、新たな仕組みを作りたい!

玄界灘の海の幸をお返しに〜漁師が海を綺麗にする、新たな仕組みを作りたい!
生命の源である海。私たち人間も海から大きな恩恵を受け共存してきました。しかし、今は海と人間の関係が壊れつつあります。普段から海と接する我々漁業者から見ても海洋ゴミは年々増え続け、温暖化や海洋汚染が進んでいる実感があります。かけがえのない海を守り、未来へ繋ぐ為、このプロジェクトを立ち上げました。

 

民間でも、SDGsの高まりを受け、地球環境を改善しようとする取り組みを耳にするようになりました。

 

おととし、串本に来た宇宙飛行士の毛利衛さんが言っていました。

「地球環境は深刻だ。しかし、宇宙から青い地球を見た時、まだ間に合う」

そうおっしゃっていました。

 

産業が出したごみは、その産業が回収すべきという意見もあります。

しかし、悪天候と闘いながら漁に出る漁師さんのことを思うと、海洋環境改善のために寄付や支援を差し伸べるべきではないだろうか?

知り合いに漁師さんがいるぼくはそう思いました。




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