海のギャングといわれるウツボ…
参考
5月22日、青く眩しい海が広がる串本です!
波が出ているため海中観光船はショートコース運航中です。
水族館と海中展望塔は通常営業中、本日も12:30から『#子ガメのタッチング』、11:30と13:30には飼育員による『#エサやりトークショー』を開催いたします🐠✨#ウツボ #アカシマシラヒゲエビ pic.twitter.com/wLEXDbGTaL— 和歌山・串本海中公園センター (@KushimotoMP) May 22, 2019
釣りをしていると、エサを奪いに来るイケ好かない海のギャング…。
ウツボの歯は強力でうかつに指を伸ばすと、指をかみちぎられてしまいます。
釣り人からすると、ウツボが釣れたときは
「うげっ…😨」
となってしまう厄介な魚がウツボです。
そんな海の中ではドヤっている海のギャングも、寒波の吹く空気の乾燥した今の時期は、カチカチに乾燥し、カラカラと冬の風鈴のように音を立てて揺れていますw

ウツボの乾物
(人間のドヤる番です(`・ω・´))
このウツボを干す風景は、串本の冬の風写しです。
ウツボは
・高知県
・徳島県
・和歌山県
・三重県
・千葉県
・静岡県
で食べられているようです。
参考

各々の地域によって、ウツボをすき焼きにしたり、たたきにしたり食べ方があるようですが、ウツボの乾物をつくだ煮にする食べ方は串本が発祥のようです。

ウツボのつくだ煮
ふつうはかたい骨が多く、食用にはむいていないウツボ。
ウツボをさばく技術は串本伝統の技術だといわれています。
今ではインターネットなどで情報伝達技術が発展し、SNSなどでウツボのさばき方を知ることができます。
しかし、ウツボをさばく技術の発祥は串本です!
※出典はわすれましたが、串本町内での講演会で串本町の偉い人がドヤってた気がします。
串本でも寒気がふきはじめる11月ごろ。
冬の寒さで脂ののったウツボを収穫し、さばいたウツボを竹の串でちぢまないようにさして、寒波がおわるまで干して乾かします。

ウツボの乾物
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本日は、串本の船着き場のウツボの乾物を干しているところまで走ってごみ拾いに。

「海のギャング・ウツボをたべる和歌山県串本の人」とごみ拾いボランティア
ウツボのつくだ煮といえば、我が家ではぼくの母がおせち料理として出してくれた料理です。
ふつうはお正月のつくだ煮といえばごまめとしてイワシの乾物を使いますが、ぼくの母はウツボでつくだ煮を作ってくれていました。
母は大晦日の夜、まるまる一枚買ってきたウツボの乾物でつくだ煮を作ります。
ウツボの乾物をはさみで食べやすいサイズに切っていくのですが、イワシの乾物とちがいウツボの乾物はとてもかたいのです。
徹夜をして作ってくれた母のおせち料理のウツボのつくだ煮…
絶品だった母のウツボのつくだ煮の味と、新年の一番にみるウツボを切り疲れ果てた母の顔が脳裏によみがえります。
ぼくがごみを拾い続けるのも、そんな母の思い出が、串本に残っているからなのかもしれません。
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